2022年8月1日に設立2周年を迎えました。

ロックダウン中のジュネーブから

今年二度目のロックダウン

2020年11月1日から、ジュネーブは他のいくつかの州と並んで、今年二度目のロックダウンに入りました。

 

スイスインフォさんの記事で書かれているように、スイス国内ではコロナウイルス新規感染者が、ここ数週間で一気に増加、さらに、ジュネーブは人口に対する感染者数がスイスの中でも一番多く、感染第二波の真っ只中です。

コロナ患者の移送でスイスの連邦制に黄信号?
新型コロナウイルス感染の影響が深刻なフランス語圏で、ローザンヌとジュネーブの病院が集中治療室のコロナ感染症患者をドイツ語圏の病院に移送した。だが、これが原因で州の間にあつれきが生じている。

 

日常生活に必須ではないことは大部分がストップ、文化芸術活動、スポーツの禁止、多くの店舗、レストランやカフェなどが閉鎖して、街は異様な雰囲気。

クリスマス商戦が本格的に始まろうとしていた矢先、とくに店舗経営者の方々は不安を募らせていることでしょう。

 

実際に感じる緊迫感は前回より強い

この春の全国的ロックダウンより規制が緩い(学校の閉鎖は無く、フランスとの国境も通過できる)のですが、実際に感じる緊迫感は前回より強いのが現実です。

 

自分や、夫、娘たちがよく知っている人々、友人、仕事の同僚、学生仲間、よく行くレストランの従業員さんとか…実際に自分が知っている人たちが次々と感染し、「えっ?この人が?」、「あっ、あの人の奥様も?」という感じで、第一波の時とは比べ物にならないほど、コロナがどんどん身近に迫っているのです。

 

私の勤務先のホスピス タラの家でも、予定されていたボランティアさんのキャンセルが相次いで、緊急で人員確保に翻弄したり、面会に来られていた患者さんの家族にコロナ陽性者が出て、その対応に追われたり…

 

人々の緊張、不安のシーンを目の当たりにすることも。

 

規制を守って生きていくことの難しさ

先日バスに乗ったら、マスクをしていない若い男の子を、バスの運転手が怒鳴りつけていたり、スーパーで買い物をしていたら、キャディに入れた商品を他のお客さんにとられた人が、注意をしたら喧嘩になったり…

 

個々人が集団のために最善を尽くすという意識が、日本にくべると低いヨーロッパで、普段より強化された規制を守って生きていくことの難しさを、時々垣間見ています。

 

ロックダウンの努力が多くの命を救う

計り知れないデメリットもあるロックダウンですが、この1ヶ月のみんなの努力が、多くの命を救うことにつながりますように。

 

そして、増え続けるコロナ患者さんに対応するため、日々奮闘されている医療従事者の皆さんへ、心からありがとう。

 

 

 

 

 

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