2020年8月1日設立しました

スイスで看護師として働くには?

スイス フランス語圏の場合

ご結婚を機に、日本からジュネーブ近郊へ引っ越される予定の方から、看護師として働きたいのだけれども、どういうことをしなければならないのでしょうか? との質問をいただきました。

免許認定の際に必要とされることは、個々人の学歴/職歴で違いが出てくるのですが、ここで、大まかになりますが、スイスはフランス語圏の場合、どのような過程を踏んでいくかを、ざっとご説明させていただきます。

わずかな情報提供となりますが、「スイスで看護師として働きたい」という希望を持っていらっしゃる方々の、参考になれば嬉しいです。

スイス赤十字社へ必要書類を送付

外国で取得された看護職免許の認定は、スイス赤十字社の管轄です。

スイス赤十字社のインターネットサイト redcross.ch に、Precheck という項目があり、これを通して、まずは必要書類を送ってください と指示されます。

どのような書類かというと

  • 看護師免許証(公証人サイン入り)
  • 専門分野の免許証
  • 看護教育カリキュラム、専門分野も含む
  • 成績表
  • 就労証明証
  • フランス語検定 DELF レベルB2 証明証

これらの書類は、認定を受けた日本人翻訳者によりフランス語に翻訳されたもので、さらに免許証に関しては、公証人のサインがあることが求められます。

これら全ての必要書類が揃ったところで、Precheck に送ると、まず、あなたの看護師免許が、スイスにおいて認定可能かどうかの審査(無料)がなされます。

スイス赤十字社から指示が出ます

それをクリアすると、第2段階。

スイス赤十字社から、何をしなくてはいけないか、具体的な指示が出されます。

例えば : xx ヶ月間の実習を、どのような医療施設で

学校(Espace Compétences ヴォー州に位置する)にて、

xx 日間の授業、そして試験を受ける

などなど…

冒頭で述べたように、この 部分は個々人で変わってきます

一番の難関は語学

この過程で一番の難関は、やはり語学。

フランス語検定、DELF レベルB2は、正直なところ、とても難しいです。

レッスンを通して学ぶのはもちろん、日常生活の中でいろいろな体験をすることで、はじめて身についていくレベルと言えます。

さらに実習をしたり授業を受けるには、日常会話に加え、医療/看護専門用語に通じていることが必要になりますので、しっかりした語学の準備が必要です。

スイスでの滞在許可証が必要

晴れて、指示を受けた内容を全てクリアした暁には、免許の国家登録申請を

するのみ。その時に、スイスでの滞在許可証を持たれていることが必要になります。

費用は個人差があります

さて、ここで費用のお話。お金はどのくらいかかるのでしょうか?

これもケースバイケース、個人差がかなりあるでしょう。

というのも、日本で3年間働かれた方と、20年間いろいろな場所での職歴があり、さらに保健師免許や助産師免許も持っていますという方では、翻訳しなければならない書類の数が違ってきますし、フランス語検定の準備として、3ヶ月のレッスンで済む方もあれば、数年間にわたるレッスンが必要になる方もいらっしゃる…

書類の翻訳代だけでもばかにならないし、スイスでは、こう言ったオフィシャルな申請とか登録に要する諸々の経費、語学学校のレッスン代も、日本と比較して、高くつきます。

この過程全体に必要な費用を概算すると、日本円にして、最低でも30万から40万円といったところでしょうか?

さまざまな対応を求められます 諦めないで

時として、手続きが滞ったり、担当者が変わることで対応が変わってきたり、全てがスムーズにいかないことも…

法改正も時々行われているようです。

筆者自身がこれを体験した時とは随分やり方が変わっていますし、これからも改良、変更があることでしょう。

時間にして1年から2年かかりますので、どっしり腰を据えて取り組んでください。

スイス ドイツ語圏へ行くと、フランス語圏とはまた対応が違ってくる可能性があります。

できれば、最新の免許認定を体験された方にアドバイスを受けながら、手続きを進めていかれることをお勧めいたします。

応援しています!

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