「2021年夏 日本に到着〜コロナ禍の里帰り」珍道中メモ Vol.4

ジャムズネットスイス会員の神谷未夏様より
スイスから日本への帰国についてのお話を
エッセイ調にしていただきました。その第4弾をお届け致します。

「2021年夏 日本に到着」
〜在スイス日本人には超ビックニュースがありました〜

本日在スイス日本人には超ビックニュースがありましたね。

なーんと 帰国後の3日の強制隔離ホテル監禁がなくなったのです。

私は最後の生き証人となり、昨日3泊4日の隔離ホテルを、廊下にすら1歩も出ないし、4日後も陰性という、超模範囚として出所しました。恩師が、お忙しい貴重なお時間を丸1日を使って母と一緒に空港の車寄せに迎えに来てくださいました。

1歩も空港に入ることなく、途中のおトイレブレイクもせずに到着しました。

移動の最中も、何度も私と娘の両方に現在地確認や健康チェックビデオが入りました。本当にめんどくさいのですが、係の方があまりにご丁寧で低姿勢なので「何回おんなじ質問するんじゃ?」と怒るわけにもいきません。

家のしたに到着する瞬間まで質問に答えていなければいけませんでした。でも丁度タイミングよく終わったので、車を降りて、竹や笹がそよそよ涼やかに空気を作っている、懐かしの場所で、4日ぶりの深呼吸をしました。

母は朝から、いえ、数日前からおいしいものをたくさん用意してくれていました。

父は玄関に花を生けていてくれました。

弟は23キロの荷物3つを車寄せから80何段ある、文字通り山の家まで持ち上げてくれました。

妹は仙台から動画で おかえり〜〜 と。

先生は、道中おやつのために、私の大好物をたっぷり用意していて下さいました。

他にもたくさんのおかえりなさいメッセージや、我が家やホテルに差し入れをくださった方々、本当にありがとうございました。

家族で乾杯した後は、両親が(私がドイツ語を話す人と結婚したのを機に)細々続けている、シニアのためのドイツ語教室の宿題ができていない❣️助けて!というので、夜中2時まで手伝わされる羽目になりました。

一夜明けて今日は実家台所の整理整頓拭き掃除をしました。

日本に来るたびに、お出かけが多くて、いつも充分に家族のために働く時間がなかったので、残り10日間ゆっくり実家のために何かできればと思っています。

おわり(ジャムズネットスイス会員  神谷未夏様  渾身のレポート)