2022年8月1日に設立2周年を迎えました。

「2021年夏 日本に到着〜コロナ禍の里帰り珍道中メモ〜Vol.2

ジャムズネットスイス会員の神谷未夏様より
スイスから日本への帰国についてのお話を
エッセイ調にしていただきました。第二弾をお届けいたします。

「2021年夏 日本に到着
〜日本到着直後の隔離ホテル暮らし〜

7月12日 月曜日
24:00 空港から隔離ホテルへの移動バスに着席。

バスは窓が完全黒い目隠し目張りをされていて(なんのための?) 、シートはオールビニールがかかって音がカサカサする。
涼しい夜中だからいいけれど、日中こんなのの上にべったり生脚で座ったらどうなるの?(ビニールの交換頻度は?気になる)。

24:15東横イン着
指示あるまで降りられない。子連れ、家族連れ、単身の順に下車。単身の方はこれまでの長い道のりを、話し相手もなく過ごしてこられたと思うので、ストレス発散の場もなく、とてもお疲れだと思う。なので「お疲れ様です。」、「お先に失礼します」、「おやすみなさい」と。思わず話しかけてしまう。

24:20ロビーで順番待ち。これまで東横インというホテルに泊まった経験は無いけれど、多分もう普通のホテルの様相ではない。経験はないけれど「避難所の受付」のような感じでチェックイン。スタッフは普段のホテルの方が制服を脱いであたっているようで、アジアの方が多く、私達の担当もシンガポール人の男性。日本滞在10年だそうだが、とても流暢な日本語。同じように異国で外人でありつつも仕事している身としては、彼らに親しみを感じるが、このような仕事を担当しているのにもかかわらず、外国人である彼自身には「まだ接種の順番が回ってきていないので、母国には一度も帰れずにいる」と聞き、スイスで何の差別もなく接種を、それも持病を考慮してもらい、早々受けられてた自分、面倒でも自国に里帰りすることが許された自分はなんて恵まれているのか?と思った。スイスよありがとう。

ベルボーイ的な方々も制服は着用しておらず、荷物を先に別のエレベーターで部屋に入れてくださって、チップを渡すこともできない。

24:30やっとチェックイン。また色々書き込み書類が!!同じ質問多すぎ!!

お弁当はベジもあり、カップヌードルまで渡された(醤油とシーフードあり)

24:40 やっと入室。激安ホテルにありがちな独特の湿っぽさはあれど、お部屋は広く、それに対してユニットバスがふざけてるくらい小さい。大きな欧米人やおデブ過ぎには便器小さすぎじゃない?

チェックインした証の位置情報をアプリから送信。

私は旅をしているときにすぐに自分使用に合うよう部屋の模様替えしたり、物の置き場所を決めるのが好きなので、さっさと荷解き、シャワー。

01:50 体温測定、健康状態を伝えるアプリを入れさせられる。36•3℃。

02:00 夜食弁当、美味しい。夏らしくさっぱり。いろいろな食材にそれぞれ違う味であったりして、とても凝っている。期待以上。

1日中閉じ込められていても、やる事はたくさんあるし、この後、この夏にスイスから日本に向かってくる方々から、また、近い将来の帰国を計画するためにも、興味がある方からのたくさんの個人的なお問い合わせも多く、予定より少ししかすべきことはこなせないままではあったが、退屈することなくあっという間に1日目が過ぎた。

室内の温度は自分の好きなように設定できるし、家事からも解放され、練習もでき、私の持つ情報は結構皆さんに役立っているらしい、ということがわかったので、なんとなく充実した気分でいますので、ご心配くださる皆様、どうぞご安心を

…続く

(ジャムズネットスイス会員  神谷未夏様  渾身のレポート)

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