コロナに関する記事がインターネット上にあふれているのに、さらにコロナのことを書くのは、気が引けないでもないけれど、隔離生活を体験していくつか感じたことがあったので、それを書き留めておきたいと思います。
この病気の症状はあちこちですでに書かれていて、さらに人それぞれなので、伝えてもあまり意味がないと思うのですが、私にとって強いインパクトがあったのは精神面。
『身体の調子が悪くなる』って、どんな病気であれ怪我であれ、当人に何かを伝えるために起こっている現象なのだ、というのは私が常々信じていること。
1ヶ月間に渡った療養生活(こんなに長い間家にこもっていたのは、人生初の体験)の間、それはそれは、いろんな想いでいっぱいでした。
何もできない自分を、常に支えてくれている家族のありがたみ
当たり前だぐらいに思っていた健康な身体への自信がガラガラと崩れ落ち…
今まで元気に働けていたことへの感謝でいっぱいになり…
隔離生活10日目には耐え難くなっていた閉塞感と、もしかしたら治癒しないかも?という恐怖
人と触れ合えない時間が続くと、こんなにも辛いのか?
などなど…
そして一番大切な気づきは、何事もやりすぎていて、休むことを知らなかった自分に、とうとう体が待ったをかけたということでした。
12日間続いた隔離生活終える頃、私がやろう!と決めたのは、断捨離。
行動の断捨離、自分が本当にやりたいと思うことのみに、集中しようー見栄はって頑張るのは、もうやめた ‼︎ の決断でした。
アジェンダ上に、一週間のうち必ず一日は空っぽの日があることを条件に定めて、これまで惰性で続けていたことや、これはなくてもいいと思う活動に、きっぱりと終止符を打ちました。それも、これっぽっちの罪悪感もなく!
そして、当たり前かもしれないけれど、私がゆったりのんびりしていることに文句をつけてくる人はいない、ということにも気づいたんです。
本当にありがたいことに、コロナ陽性が出て3ヶ月経った今、ほとんどの症状は気にならない程度になりました。
病気にかかるのは、勿論辛いし、自分の周囲にも影響を及ぼすけれど、いろいろなポジティブも運んできてくれる、これ以上にない貴重な体験にもなり得ることを実感しています。